売れ残ってしまったベーグルを
農家の友人に送ったら、
たくさんのワケありトマトを
送ってくれました。
そのトマトを別の友人に
お裾分けしたら、その友人が
食べきれないという桃をくれました。
この間は近所の畑で
虫食いのトウモロコシを
いただいたので、
お礼にベーグルを渡しました。
物々交換って素敵!
価値が生き返った感じ、
そこが好きです。
今年に入って店の会計を
クラウド化したのですが、
そこで思ったことがあります。
銀行やクレジットカードの明細が
自動で取り込まれ、
スマホでも仕訳作業ができ、
面倒な帳簿付けが
すごくラクになったのですが、
私のお金の出入りは、
雲の上の誰かに
ほとんど筒抜け状態。
気持ち悪いことですが、
どうせならいっそのこと、
すべてのお金のやり取りが
電子化してしまえば…?
税額などの計算は払う方も
徴収する方も、
とてもラクになりますよね。
ここまではスウェーデンでは
ほぼ現実化している話だそう。
さらに。
将来すべてのお金のやり取りが
電子化されて
貨幣までなくなったら?
今までよりもっとお金は
電子的に飛び交う反面、
先に述べたような物々交換が
増えるのではないかと想像します。
そんな時代がきたときに、
農家の方が大切に育てた
新鮮な野菜と喜んで交換してもらえる
おいしいベーグルを
作れる人でありたいと私は思います。
安く買えるものをわざわざ作るのは
趣味でしかない、
ととらえられてしまうこともある
今の時代ですが
たとえプロ並みにできなくても、
何かひとつでも
手作りができる人は、
未来を生き抜く力があるような
気がします。