この連載を始めてから、次第に興味を持ち初めた石けん作り。
石けん作りはパン作りとそっくり!と思えてなりません。
ベースとなる材料が石けんならオイル、パンなら小麦粉ととてもシンプル。
なのに、まったく形を変えて別のものが出来上がります。
自分で作れるなら作ってその過程を見てみたい。
そんなわけで、tecolo須藤さんに石けん作りを教えてもらうことになりました。
先生がマンツーマンでつきっきりの、とっても贅沢な初挑戦。
しかも、パン作りに似ているのだから、私だったら意外と簡単にできちゃうかも!?
さて、始めてみると...。道具は家庭でパンを作るときに使うものとほぼ同じ。
特に温度計が欠かせないのはパンも石けんも同じ。
オイルを温めたり苛性ソーダ水を冷やして温度を合わせてから混ぜるのは、
パンでも粉や水の温度を調整しながら作るので、まるでパンを作っているようでした。
さらに、オイルと苛性ソーダを混ぜて化学反応させるとき、20分くらいかけて混ぜますが、
混ぜ具合の見極めが初めてだとよく分からない。
これも家庭製パンの手捏ねの場合、よくある悩みです。
どこまで捏ねたらいいの?というのは、少し経験を積むと分かるので、
これまた1回やるとハマりそうな点がパン作りとそっくりでした。
石けんは鹸化という化学反応を待って作るもの。
パンも発酵という自然現象を待って作り上げていくもの。
不思議な力の助けを借りるモノ作りに、私はつい惹かれてしまうのです。
道具や材料。今にもベーキングを始めそう。
オイルと苛性ソーダ、精製水の計量は正確に。
パン作りも計量の正確さって大切。
オイルと苛性ソーダ水の温度を計ってから混ぜます。
パン作りでも材料の温度を計ります。
混ぜ終わりの見極めに少し経験が欲しいところも、
パン作りと同様。
オイルミックスと石けん作りの道具
※石けんの作り方は http://jfish.jp/item/80.html を参照してください。今回は上記サイトで紹介されているコールドプロセス法で石けんを作っています。
2回目は「あれ?パン作りとはちょっと違う」。
約1ヶ月後にアップ予定。お楽しみに。