大切な人へのクリスマスプレゼントの準備は整ったころでしょうか。
手作りプレゼントはラッピングまでが作品のうち、さて、どう包みますか?
ベーグル屋の私にとって、ベーグルをどう包むかは悩みどころです。
お客様の自宅用ベーグルの袋詰めの話ですが。
例えば二ューヨークのベーグルショップのように、
質素な紙袋に直接ベーグルを入れると本場っぽくなります。
反面、日本でそれは一般的ではなく、衛生面とか、
乾燥するとかの理由で好まないお客様もいます。
では、うちの店はどっちでいこう。
私の店は本場流?日本流?……
ということが袋詰めに表現されるから、簡単ではないのです。

http://jfish.jp/category/209.html
今、私の店ではベーグルが冷めていれば基本的に
ひとつづつビニール袋に入れてお渡ししています
(ニューヨークスタイルが好みだと分かっているお客様には紙袋に直接です)。
店を始めたころちょっと悩んだ末、
本場っぽさもいいけれど、優しさも伝えたいと思ったからです。
自分なりに工夫していることは、
ビニール袋の口を黄色いマスキングテープで留めていること。
食べたいときに、テープが目立って剥がしやすいほうがいいかな、
と思うからです。また、半分残して後で食べたいときも
マスキングテープならまた使って留められるので便利です。
マスキングテープは素材感や発色がかわいくて、ラッピングに大活躍のアイテム。
しかも私が伝えたいちょっとした気配りもマスキングテープは表現してくれます。
ラッピングはメッセージ。
相手に対する思いを忘れずに添えたいものです。

3年前のシュトレンのラッピング。リボンはマスキングテープです。実家の庭にあった生の柊を飾りました。マスキングテープは包み直せるので、一度で食べきらないものにいいのです。