日焼け後のスキンケア

みなさまこんにちは
アロマスケープの澤本です。

今年の夏は天候が不安定なうえに
暑さが非常に厳しかったですね。

夏はアウトドアでのイベントや活動が多いので
熱中症対策とあわせて
UVケアもしっかりとしたいところですが…
今年の夏のように連日35度を超えるような日が続くと
あまりの暑さに日焼け止めを塗るのが煩わしく
日傘、サングラス、帽子にアームカバー…
暑くてとてもじゃないよ!
という方も多かったのではないでしょうか。

紫外線にさらされてしまったお肌には
色々なトラブルが現われます。

 例えば
  1)過度の日焼け、炎症
  2)乾燥
  3)シミや色素沈着、くすみなど

トラブルの程度の差は
浴びる紫外線量や個々の肌質にも
左右されますが
日焼けをしてしまったら
そのままにせず、しっかりと
スキンケアをすることが重要です。
お肌に優しい、精油や植物油を選んで
健やかお肌で秋を迎えましょう。

 

まずはクールダウンが重要です

日焼けトラブルの第1段階は
肌が炎症を起こしている状態。
いわば軽いやけどのようなものです。
ほてった肌は時間が経つと痒くなり
(痒いというのは軽度の炎症のあらわれです)
酷いとそのあとヒリヒリとした痛みに・・・

化粧水をスプレーボトルに入れて
こまめに吹きかけたり、
コットンでパッティングするなどして
まずはしっかり冷やしましょう。

炎症を穏やかに鎮める精油を加えることで
重症化を防ぐことにつながります。

この時に役立つ精油は何と言っても
『ラベンダー』です。

アロマテラピーの生みの親で知られる
ルネ=モーリスガットフォセ博士は
実験中の事故で火傷を負いますが
その治療過程において、ラベンダー精油が
治癒に役立つという体験をしました。
博士はこれをきっかけに精油に興味を持ち
研究を重ね、近代的なアロマテラピーの
基礎を築きました。

ラベンダーはリラックス、安眠…といった
メンタルへの働きかけが注目されやすいのですが
肌回復を促すので、小さな傷や炎症、
火傷などの手当てを含め
スキンケアにとても役立つ精油です。

他にかゆみを抑えるジャーマンカモミールや
クールダウンに役立つペパーミントなどを
組み合せると日焼けのクールダウンに
ピッタリのローションになります。

    日焼け肌用お手当てボディローション

     <材料>(出来上がり50ml)

     精製水・・・40ml
     (ラベンダーFW(フラワーウォーター)でもOK)
     植物性グリセリン・・・5ml
     無水エタノール ・・・ 5ml
     ラベンダー ・・・ 6滴
     カモミール ・・・ 2滴
     ペパーミント・・・2滴

     <作り方>

     1)ビーカーなどに無水エタノールと
       グリセリンを入れる
     2)精油を垂らして撹拌棒で
       よくかきまぜる
     3)精製水をゆっくり注ぐ
     4)更に良くかき混ぜる
       化粧水ボトルやスプレーボトルに
       移し替える
     
     *精製水をラベンダーFWに
      替えてもOKです
     *フェイスに使う場合は精油の量は
      半量にしましょう。
     *アルコールが苦手な方は
      無水エタノールは使わずに
      植物性グリセリン5mlのみにして
      精製水を45mlにしてください。

 

急激な乾燥に要注意

 
炎症が治まると肌は急激に乾燥してきますので
化粧水でしっかりとクールダウン&保湿した後は
肌修復に役立つオイルでしっかりと保護をしましょう。

たくさん塗る必要はありません。
化粧水のあとに薄く塗って擦り込むか
ローションを手に取り2滴ほど垂らして
乳化させたものを肌に塗布してください。

⇒FWの記事を参照

スイートアーモンドオイルは
炎症やかゆみを抑える働きがある上に
浸透性が良いので荒れた肌の
お手入れに役立ちます。
さらにカレンデュラオイルを加えれば
トラブル肌のケアにピッタリのオイルになります。
手作りのインフューズドオイルを
使っていただいてもOKです。

    肌保護オイル

     <材料>(出来上がり30ml)

     カレンデュラオイル・・・5ml
     化粧用スイートアーモンド・・・15ml
     ラベンダー・・・2滴
     ティートリー・・・2滴

     <作り方>

     1)ビーカーに
       スィートアーモンドオイルと
       カレンデュラオイルを入れ
       かくはん棒でよくかき混ぜる
     2)精油を垂らして更によくかき混ぜる
     3)清潔な瓶に移して保存する
     
     *保存期間は約2週間
     *このレシピは虫刺されや
      小さな傷の応急手当にも使えますので
      ロールオンボトルなどに入れて
      持ち歩いても良いですね。
     *フェイスに使う時は
      ラベンダーとティーツリー
      各1滴ずつにしてください。

 

肌のターンオーバーを正常化してシミしらずのお肌へ

 
肌の細胞は28日周期で再生します。
この再生のサイクルをターンオーバーと言いますが
このサイクルが正常に機能していれば
シミ知らずの肌、ということになります。
ターンオーバーの正常化には
継続してのお肌の手入れが重要です。

晩夏から初秋にかけて
日常のお手入れに精油をお使いになるなら
このターンオーバーをサポートしてくれる
精油を選ぶとよいでしょう。

ネロリやゼラニウム、パルマローザなどは
疲れたお肌の強い味方。
そして意外と思われるかもしれませんが
パチュリもお勧めです。

パチュリはスキンケアにとても
力を発揮してくれる精油ですので
香りがお好きな方はパチュリを
試してみてくださいね。

    ターンオーバーを促すフェイスケアオイル

     
     <材料>(出来上がり20ml)

     化粧用オリーブオイル・・・20ml
     お好みの精油・・・2滴
     (パチュリは1滴でOK)

     <作り方>

     1)ビーカーに
       化粧用オリーブオイルを入れる
     2)精油を垂らして更によくかき混ぜる
     3)清潔な瓶に移して保存する
     
     *独特の匂いがあるので、
      香りが目立たなくなりますが
      ローズヒップオイルもお勧めです。
      オイルの量の5mlほどを
      置き換えてください。
      (ローズヒップ5ml
       +お好みのオイル15ml)

     *保存期間は約2週間。
      ローズヒップを加えた場合は
      冷暗所で保管してください。
     *フェイシャルにも使えます。

いかがでしたか。
夏の楽しい思い出はいつまでも
とっておきたいものですが
紫外線の置き土産はサっと手放して
秋を迎えましょう。

 *アロマテラピーは医療行為ではありません。
  日焼けや虫刺されのトラブルは
  症状が重い場合は、必ず病院を受診して
  医師の指示を受けましょう。

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