墨の香りで心が落ち着く…パチュリ

みなさま、こんにちは。
GWが近づいていますね。
なんと、今年は
5月1日と2日を休むことができれば9連休!
という方も多いのではないでしょうか?

連休に何をしましょうか。
どこかへお出かけ?
海外へ!という方もいらっしゃるかも。
それとも梅雨に入る前の爽やかな季節に
お気に入りの石けんを
たくさん仕込みたいという方も
いらっしゃるかもしれませんね。

それを考えるだけでもウキウキしてきます。

 
でも楽しいお休みの前は
計画を立てたり、予約したり、買い物したり・・・
休み前に終わらせなきゃいけない
仕事や課題もたくさん!!

逸る気持ちが高まりすぎて、気持ちが急いでしまい
日々の雑事も何となく効率よくできない・・・という
どこか残念な気持ちが心のどこかに、あるような?!

また、連休とは無縁だわ・・という方の場合は
「休めないけど頑張るぞ~」と
入れたはずの気合がどこか空回りしたり
世間はすっかり連休ムードなので
周囲と自分のリズムがうまく同調せず
余計なエネルギーを消費して
気が付けばグッタリ・・・なんてことも。

いずれの場合でも
新生活が始まり早1か月・・・
GWを目前に控えた今の季節は
ふわふわと地に足がつかないような、
落ち着かない気分が続いて
少しお疲れが出る時期。

そのままにしておくと
連休明けの生活もしっくりこないまま
過酷な梅雨に突入なんてことにもなりかねません。

 

オリエンタルで東洋的なイメージのパチュリ

イベントや雑事の多い時でも
気持ちを落ち着かせて、丁寧に過ごしたいと思う方も
実は多いのではないでしょうか。
気持ちをリラックスさせ、
穏やかに過ごせるようにサポートするのは
アロマテラピーの得意分野です。

 
好きな香りでホッと一息でも充分気持ちがほぐれます。
忙しいときこそ意識的に香りに触れてみてくださいね。

多忙な時にこそ
地に足を着け、着実に進んでいきたい、
忙しさに振り回されずに素の自分自身で居たい、

選ぶ精油にも迷ってしまったら
今回ご紹介するパチュリを
手に取ってみてはいかがでしょう。

 

パチュリ(パチョリ、パチューリ)

    学名:Pogostemon patchouli/Pogostemon cablin
    科名:シソ科
    抽出部位:乾燥した葉
    抽出方法:水蒸気蒸留法
    原産地:インド、インドネシア

    パチュリの香りの魅力は
    そのどっしりとした存在感

    墨やお香の香りをほうふつさせるため
    どこかオリエンタルで東洋的なイメージ

揮発速度が遅いベースノートなので
香りはゆっくり、ゆっくりひろがります。
心にしみわたっていくような印象の香りは
ふわふわと落ち着かない気持ちを抑えて
地に足が着いた状態へ導く
いわゆるグラウンディングをサポートします。

パチュリが大好き!という方は単体でもOKですが
かなり個性的な香りですので
パチュリの香りを生活にうまく取り入れるには
親しみやすい香りや
爽やかな香りをブレンドするのがコツ。

おなじみの柑橘系との組み合わせならば
どれをブレンドしても間違いありません。

合わせる柑橘系の種類によっても
印象が変わると思うので
お好みの組み合せを
見つけてみてはいかがでしょうか。

 

パチュリを使ったおすすめレシピ

パチュリの香りをしっとりとほのかに楽しむには
ソリッドパフュームがお勧めです。

固めのみつろうクリーム
または、リップクリームのレシピに
パチュリの香りをつけてみましょう。

手首の内側や指先に
ほんの少しつけるとふんわり香りを感じられます。

パチュリのソリッドパフューム

    【材料、作り方】

     ホホバオイル・・・15ml
     ミツロウ(精製タイプ)・・5g

    1. ミツロウとホホバオイルをビーカーに入れて湯煎します
      *ミツロウは融点が高く溶けにくいのでよくかき混ぜながら溶かしてください。全体が透明になってからもしばらくかき混ぜてミツロウとホホバオイルとよく混ぜ合わせてください。
    2. ミツロウが完全に溶けたら湯煎からはずして精油を入れます
      *まずはベースノートのパチュリから。香りがとびやすいトップノートの柑橘系は最後にいれます。精油の温度が低いので垂らした周囲から固まってきますので手早く竹串などで全体をよくかき混ぜます。
    3. 容器に静かに流し込みます
    4. 完全に冷めたら出来上がりです

     
     - おすすめブレンド-

     ・マンダリン・・・3滴
      パチュリ・・・・1滴
      
     ・ベルガモット(FCF*だと安心です)
           ・・・3滴
      パチュリ・・・・1滴
      
     ・ライム・・・・・3滴
      パチュリ・・・・1滴

    • 柑橘系の精油を入れた場合は長時間日光に当たるような部位に着けるのはお勧めしません。
      FCF*の精油が手に入ればそちらを利用すると安心です。
      *FCF:フロクマリンフリーの意。光にあたると炎症を引き起こすとされる成分フロクマリン類を除去した精油のこと。
    • もっと手軽に香りを楽しみたい方はワセリン20gに替えてもOKです。
    • 1%濃度では香りが弱いと感じる方は2%を上限までで精油を増やしてください。その際もパチュリは1滴にとどめておきましょう。パチュリ1滴、他の精油4~7滴。

パチュリは少量だと落ち着く香りですが、
いつまでも香りが残りますし、主張が強いので
多すぎるとかえって落ち着かないので注意しましょう。
ブレンドの最中に「少ないかな」と思っても
あとからしっかり香りが立ってきますので
「少なめ」をキーワードに
ブレンドを楽しんでくださいね。

 
量は少なくても
しっかりとしたベースノートが心に響いて
地に足を浸けるのを手助けしてくれる頼もしい香りです。
是非おためしください。

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