みなさんこんにちは。
アロマスケープの澤本誠子です。
本年もてころかほり手帖を
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、寒さが厳しくなるにつれて
気になるのは空気の乾燥・・・
火の取扱いや感染症の流行にも
気を使う日々です。
カラカラの空気にさらされて
気が付けばお肌がカサカサに
なっていませんか??
少し油断するとカサカサを通り越して
もう字の通りガサガサ・・・
という感じです。
しかも手のひらや手の甲だけでなく
肘や脛、踵などあらゆるところが砂漠状態・・・
乾燥の厳しい季節には普段のお手入れに
精油をブレンドしたマッサージオイルや
手作りクリームを取り入れる方も多いと思います。
乾燥が強い季節にはオイルやクリームなどを
つい多めに使用してしまいがちですが
あまりに乾燥した状態のお肌に
直接オイルをのせても
なかなか浸透せずに肌の上を上滑りするだけで
浸透しないという経験がありませんか。
乾燥したお肌のお手入れには
まず水分を補給することをお勧めします。
たっぷりの化粧水を手に取りなじませるか
スプレーでふきかけて手のひらで
優しくおさえます。
それを2~3回繰り返した後に
オイルやクリームをつけてみてください。
潤った皮膚の角質層に
しっかり油分が浸透するのが
感じられると思います。
化粧水を手作りされる方は、
お肌を優しく労わる精油を選ぶとよいでしょう。
ラベンダー、フランキンセンス、ゼラニウム、カモミール・・・
お肌に優しい精油はたくさんありますが
乾燥して痒みがある時などは
「カモミール」がお勧めです。
カモミールはいくつか種類があり、
代表的なものは
カモミールローマンとカモミールジャーマン。
いずれも肌トラブル、
特に痒みなどを和らげるのに役立ちますが、
アズレンブルーと呼ばれる
濃い青色が印象的なジャーマン種は
乾燥した荒れ肌のケアに特にお勧めです。
このブルーはカマズレンという成分。
カマズレンは抗炎症や抗ヒスタミン作用に
優れているといわれます。
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学名:Matricaria recutita / Matricaria chamomilla
科名:キク科
主産地: ハンガリー、モロッコ、ロシア、エジプト
抽出方法:水蒸気蒸留法
抽出部位:花(半乾燥させたもの)
*リンゴと菊を合わせたような
優しい香り印象のカモミールですが
ジャーマンもローマンも
芯のある強い香りです。
香りの印象が優しいからと
ついたくさん使ってしまいがちなのですが
強い香りはリラックスどころか、
気持ちを落ち着かなくさせてしまうので
注意が必要です。
少量での使用をお勧めします。
*キク科の植物、
特にブタクサアレルギーのある方は
注意してください。
化粧水を手作りする時間がない時は
芳香蒸留水を是非活用してみてください。
芳香蒸留水は水蒸気蒸留法で精油を
抽出する過程でできるいわば副産物です。
分離しきれなかった精油成分が
わずかに溶け込んでいますので
精油を入れなくても
それぞれの植物の穏やかな作用が期待できます。
そのまま化粧水として
お顔だけでなく全身に使用でき、
小さなお子様にも安心して使えるので
とても重宝しますよ。
乾燥肌ケアを
もっと手軽に、素早く済ませたい場合は
手のひらに
化粧水や芳香蒸留水を500円玉ほどとり、
そこにオイルを1~2滴たらします。
そしてこぼれないよう注意しながら
手のひらをよくこすり合わせます。
強くこすり合わせると
白っぽく濁ります(これが乳化です)。
こすり合わせたものを
そのままお肌に擦り込みます。