みなさん、こんにちは。
まだまだ日中は暑さが残りますが
朝夕は少し気温が下がりホッとできるようになりました。
夏の間はクーラーによる冷えや
冷たいものをついとりすぎるせいで
身体は外からも内側からも
冷やされ続けてしまっています。
夏なのに身体には「冷え」が
どっしりと居座ってしまった状態です。
こうなると、
なんとなく身体が怠い~・・・そして重い~
せっかく涼しくなってきそうなのにやる気が出ない~
夏の疲れを残さずに
秋へのシフトチェンジを行いたい。
そんな時につかっていただきたいのが
『ローズマリー』です。
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名称:ローズマリーRosemary
学名:Rosmarinus officinalis
和名:マンネンロウ 迷迭香
科名:シソ科 多年生 小灌木
原産地:地中海沿岸。現在も南ヨーロッパの海岸の岩場などに自生種が多くみられるという。地中海を航行した古代の船乗りたちは遠くから微かに香るローズマリーの香りで、夜間でも自分のいる位置を知ったという伝承もある。現在はヨーロッパだけでなくチュニジアなどの地中海沿岸の北アフリカなどで栽培が盛んで重要な経済資源にもなっています。
古代よりローズマリーは
身体を元気にしたり、若返らせる力があるとして
民間伝承も含めて様々な活用法が記録に残っています。
古代ギリシャでは「頭がよくなる」と言って
学生たちは枝で作った冠を頭に載せたり、かじったり・・・
ハンガリー王女エリザベートの
関節痛のための薬として開発された
「ハンガリアンウォーター」は
その主成分にローズマリーが使われていたことは
ローズマリーを語る上で欠かせないエピソードです。
その他にもペスト(黒死病)除けにきくとして
ヨーロッパでのペストの大流行のたびに
その存在が注目され、それが転じて
魔除けになると信じられていたようです。
シャープなハーブ調の香りは
確かに空気清浄に役立ちそうですし
嗅いだ瞬間頭の中がクリアになり
目が覚めて、背筋がしゃっきりするので
私は仕事や勉強でもうひと頑張りしたいとき
選ぶことが多いです。
何となく怠い、やる気が起きない
もう休みたいけど、まだまだ仕事が残っている
パソコンとにらめっこで
ちょっと瞼が重くなってきたと感じたら
ティッシュに1滴垂らして
そっとデスクに置いてみましょう。
アロマテラピーは癒しやリラックス面が
期待されがちですが
選ぶ精油によってはリフレッシュしたり
ちょっと頑張りたいときの
カンフル剤のように役立てることもできます。
近年、日本でも認知症の予防に効果があるといって
とても知名度が上がったことは
皆さんの記憶にも新しいと思います。
古くから人の生活とともに存在したローズマリー。
そのスッキリとした香りでたくさんの人々を
元気にしたり勇気づけてきたに違いありません。
現代の私たちの生活にも
きっと役立ってくれることでしょう。
芳香浴のヒント
気分転換には
空気清浄に
集中力UPのためのアロマスプレー
疲れを早くとりたいときのアロマバス
*リフレッシュしたいときの基材は
重曹+クエン酸(バスボム)がお勧めです。
バスボムの作り方→