小さな小さな下駄を買いました。
いまどきは子どもなら、
浴衣にサンダルでもおかしくないと
思いますが、
私は娘の浴衣デビューに木の下駄を
合わせたかったのです。
さて、神社での子ども花火大会当日。
下駄は少し足に慣らしてあるし、
浴衣も着せて、全身これぞ日本の夏!
娘も普段と違う装いに、
大人扱いされて
うきうき気分で出発です。
でも、3歳児が集まれば
追いかけっこはつきものです。
うちの娘だけ、
下駄を履いているので
うまく走れません。
ちょっと失敗。
子どもの動きを先回りして
考えていませんでした。
娘からは
「もっと走りやすい下駄買って」
(もう買えません)。
下駄問題そのものは
たいしたことではないけれど、
これから先の娘の進路や生き方は?
私、どれだけ口を出すかしら。
母として好みもほどよいさじ加減で
伝えつつ、
子どもがのびのびできますように。
下駄を履いた足を
引きずって走る娘の姿は、
簡単に頭を離れず、
親の自己満足もほどほどに、
と感じた夏でした。