普段夕食にパンを食べなくても、
「クリスマスディナーだけはパン」と
いう人が多いようです。
だから私も修業していたパン屋では、
クリスマスイブには普段の何倍もの
フランスパンを焼いていました。
今日は、バゲットの切り方のお話です。
バゲットとは、長細いタイプのフランスパン。
切り方によってどんな場面でも使いやすい、
私が大好きなフランスパンです。
![バゲットの切り方](images/photo_vol14_2.png)
私の定番は、Aの切り方。
特に合わせる料理が決っていない日に
バゲットを買ってきたら、
Aのように切って冷凍しておきます。
Aはaのように手でふたつに
分けられるように、
皮一枚残して切り込みを入れてあります。
こうしておいて、朝食にはaの形で
トーストし、上にバターやジャム、
目玉焼きなどを乗せて。
ランチにはほんの少しトースターで温めた後、
切り込みにレタスやハムを挟んで。
またはピザトーストに。
夕食にはカレーに合わせてaの形で
お皿に添えることが多いです。
そう、食べ方は食パンと同じ。
合わせるものもとても身近なものばかり。
![バゲットの切り方](images/photo_vol14_3.png)
Bのような王道の切り方も。
ひと口目には皮の香ばしさ、ふた口目には
中身のみずみずしさを感じられる、
フレッシュなバゲットを満喫するのに
おすすめの形です。
ただし、トーストすると、ひと口目に
当たるところがちょっと焦げやすい。
なので私は冷凍保存せず、
残りはフレンチトーストや
オニオングラタンにして早く食べきります。
![バゲットの切り方](images/photo_vol14_4.png)
ソースがおいしいパスタや肉料理に
合わせるならC。
手でちぎり、皮を持って、
中身のふかふかの部分でソースを
絡めとります。切り込みを入れておいても。
![バゲットの切り方](images/photo_vol14_5.png)
ほかにもよくするのがDの切り方。
お酒のおつまみにチーズと一緒に
食べるときや、
おいしいディップを食べたいときなど、
パンでお腹いっぱいになりたくないときには
ちょうどいい切り方。
![バゲットの切り方](images/photo_vol14_6.png)
Bの薄切りがE。
Cよりたくさんのものが乗せられますし、
皮が斜めに口に当たるので不思議なことに、
Cよりも柔らかく感じられます。
![バゲットの切り方](images/photo_vol14_7.png)
Fは、半熟卵の黄味を付けて食べるときに。
大好きなバゲットの食べ方のひとつです。
Aのアレンジなので、
冷凍保存していたものを自然解凍後に切って
トーストします。 生ハムを巻いたりもします。
まだまだ切り方はあるけれど、
おすすめをまとめてみました。
寒くなってきて朝がツラい日もあるけれど、
塩バターミルクジャムとバゲットのある朝は、
ベッドから抜け出すための、
このところ最強のモチベーションです。
http://jfish.jp/item/1456.html