ベーグル屋ですが、チャイがテイクアウトメニューにあります。
先日お客さまに「自分で作ってもこんなに濃厚にならないのだけど、 どうやって作るの？」
と聞いていただいたので、 今日はその濃厚さの秘密つきレシピを公開します。

＊材料（２人分）
アッサムティー茶葉１４ｇ（約大さじ２）
クローブスパウダー小さじ１／２
カルダモンパウダー小さじ１
三温糖３０ｇ
牛乳２４０cc

＊作り方
１）280ccの水を沸騰させて、茶葉を入れ、４分、弱火で煮出す。
２）ここに、クローブスパウダー、カルダモンパウダーを入れてさらに弱火で１分煮る。
３）三温糖を入れておいた別の小鍋に、２をザル＆サラシで漉しながら移す。
４）３に牛乳を加えて火にかけ、三温糖を溶かしながらあたためて、出来上がり。

クローブスとカルダモンの香りが個人的に好きで使っているのですが、
あまり家庭にはないスパイスをシンプルに使うことで、
’お店っぽい味’になっているのかもしれません。
定番のシナモンやしょうがを加えてもいいと思います。
チャイは牛乳で煮出すものというイメージから、先述のお客様は
牛乳と茶葉を一緒に入れて煮込んでいたそうですが、
最初から牛乳を入れてもそんなに茶葉から味は出ないし、
牛乳もぐつぐつ煮ると濃厚さがなくなってしまうと思って、
私は茶葉を漉した後に牛乳を入れています。
つまり濃厚さの理由はお湯で適度に煮出すことです。
あとは、ちょっぴり多めの砂糖の量も。

試作しながらなんだか違う、と思っていたとき
インドでチャイを飲んだ第一印象が「甘い！」だったのを思い出し、
砂糖をやや多めに入れてみたら味がぴったり決まったのです。
甘いしカフェインが強いところが現代的ではないな～と思いつつ、
すごく元気になる一杯。
寒い今の時期、朝いちばんに飲みたいと思ったら、
作り方の３までを前の日に済ませておけばOK。

＊おまけ情報１：クローブスとカルダモンは、
タイミングを逃さずに入れるため、小さなコップにあらかじめ計っておきましょう。
＊おまけ情報２：その香りが残ったコップにコーヒーを入れて飲む、これまたおいしいです。